Mozilla Japan ブログ

Mozilla、Firefox、Thunderbird の最新情報をお伝えします

アーカイブ - テクノロジー

Mozilla Vision 2012 の資料と動画を公開しました #mozvision

先日公開した ダイジェストビデオ に続いて、Mozilla Vision 2012 の録画映像を公開しました。資料と併せて Conference Day のページからリンクしています。著作権の関係上、オリジナル音声だけになりますが。当日参加できなかった方、Ustream 中継を見逃した方もどうぞご覧ください。

モバイル業界における Mozilla - Web は革新のためのプラットフォーム

今週、Mozilla の一部スタッフは、バルセロナで開催されている世界最大のモバイル展示会「Mobile World Congress 2012」に参加しています。私たちの目的は、業界のオペレーター、ベンダー、開発者と会い、消費者と開発者のため、端末やプラットフォームを越えて、オープンな人間中心の Web をさらに推進することです。

Mozilla は昨日、その目標に向け、いくつかの重要なマイルストーンについて発表を行いました。まず、Mozilla が進めている「Boot to Gecko」プロジェクトを基盤としたオープンな Web 端末の開発を、スペインの大手通信会社 Telefónica が支持することを発表しました。業界リーダーの Adobe と Qualcomm による支持も併せて発表しました。私たちは、モバイル業界における有望なプラットフォームの選択肢として HTML5 の採用を推進するために協力します。

現地で開いた共同記者会見では、Telefónica から、Mozilla と協力し、初のオープン Web 端末を 2012 年中に発売する予定が 発表されました。その端末は、完全に Web 技術に依存する形で設計され、HTML5 とパワフルな Web API を活用することで、パフォーマンスとコスト削減の両面で将来のモバイル端末に大きな進歩をもたらします。会見の出席者には、HTML5 のオープン Web 技術を使ってモバイル端末の機能全体を動かすことで何ができるか、実際に動作するデモ をお見せしました。

Mozilla は、ドイツの大手通信会社 Deutsche Telekom によるオープン Web プラットフォームの支持も発表しました。具体的には、同社の Innovation Labs が Boot to Gecko プロジェクトに参加し、開発リソースを提供する予定で、同社は Mozilla と共有した知見を基にさらなる協力関係を模索しています。

今週 Mozilla では、HTML5、CSS、JavaScript などのオープン Web 標準を活用したアプリケーションの作成と配布を可能にする オープン Web アプリケーション と「Mozilla Marketplace」のプレビュー版も公開します。また、Web に特化した初めての認証システム「Persona」を発表します。これらの製品とサービスは、開発者とユーザが、自分のオンライン体験を自分自身でコントロールできるようにする最新のツールです。

非営利の公益法人である Mozilla は、革新のためのプラットフォームとして、完全にオープンな標準技術に基づいた Web を開発し発展させることを、設立以来のミッションとして掲げてきました。私たちの活動の成果は標準化に向けて W3C に提案しており、Web を前進させ、より人間中心の Web 体験をすべての人にもたらすための足掛かりとなるでしょう。

Mozilla のコミュニティにとっては言うまでもないですが、Web こそがプラットフォームなのです。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 Mozilla in Mobile - the Web is the Platform の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]

新しい開発ツールとアドオン同期機能を追加した Firefox の最新ベータ版をテスト用に公開しました

Windows、Mac、Linux に対応する Firefox の最新ベータ版 をテスト用に公開しました。今回のベータ版では、ページの構造を簡単に視覚化できる Web 開発者向けツールを組み込んだほか、Firefox Sync でアドオンを同期できるようにしました。

Web 開発者向けの主な新機能

  • ページインスペクタの 3D ビュー: Web ページ内の各要素とその上下関係を立体的に表せる、新しいページ構造視覚化ツールです。WebGL 技術を活用し、従来「Tilt」という名前で開発されてきた 3D ビュー機能をページインスペクタツールに統合したもので、特に HTML 構造の問題を把握したいときに便利です。詳しくは Mozilla Hacks の記事 をご覧ください。
  • スタイルエディタ: ページに適用されている CSS を編集し、結果を即座に反映して確認できる新たな開発ツールです。編集した CSS ファイルはデスクトップへ保存することもできます。
  • SPDY 対応: SPDY は HTTP の後継として設計された転送プロトコルで、Web ページの読み込みにかかる時間を削減します。ヘッダが圧縮され接続数も減るため、ページの読み込みが速くなり、サーバの負荷も軽減されます。SPDY では、すべての通信が SSL で暗号化されるため、安全性も向上します。SPDY 対応は初期設定で無効となっています。有効化するには、about:confignetwork.http.spdy.enabled の値を true にしてください。

ユーザ向けの主な新機能

  • アドオンの同期: デバイス間でアドオンを同期するオプションを追加しました。別のパソコンでも同じアドオンを簡単に使うことができます。この機能はオプション画面の Sync タブで有効化できます。
  • 移行ツールの改良: Firefox の新規ユーザは、Internet Explorer、Opera、Safari に加えて Google Chrome からもデータを移行できるようになりました。ブックマーク、履歴、Cookie のデータを Chrome からインポートすれば、Firefox を簡単に使い始められて、お気に入りのサイトにも即座にアクセスできます。今後のバージョンでさらに機能を拡充する予定です。

ベータ版のダウンロードと詳しい情報

既に Windows、Mac、Linux でベータ版をインストールされている方には自動更新通知が届きます。

Android 向けのベータ版は後日公開となります。次期バージョンの正式リリースは の予定です。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 Firefox Beta with New Developer Tools and Add-on Sync is Ready for Testing の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]

新しい開発者向けツールを備え Sync の改良も行った Firefox のベータ版をテスト用に公開しました

Windows、Mac、Linux、Android に対応する Firefox の最新ベータ版 をテスト用に公開しました。今回のベータ版には、Web サイトや Web アプリケーションの作成や修正をより素早く簡単に行えるようにする、新たな開発者向けツールを組み込みました。また、Firefox Sync の改良も行い、パソコンとモバイル端末の同期をより手軽に始められるようにしました。

Web 開発者向けの新機能と改良

  • フルスクリーン API: 画面全体を活用する Web アプリケーションを開発できるようになりました。この API はあらゆる HTML コンテンツの全画面表示に対応しており、開発者は楽しく魅力的な動画コンテンツやゲーム体験を提供できます。詳しくは Mozilla Hacks の記事 をご覧ください。Mozilla Japan 動画ギャラリー の HTML5 動画プレイヤーで実例を見ることもできます。
  • ページインスペクタ: ページ内のスタイル、フォント、配色、位置などを素早く簡単にテストできる新しい開発者向けツールです。選択した要素の HTML コードや CSS ルールを一目で把握できます。ページの HTML ドキュメント構造を確認しつつ、別の要素を次々に見ていけるようになっています。
  • スタイルインスペクタ: このツールを使えば、ページ内の選択した要素に適用されている CSS プロパティを確認し、値を動的に変更して、デザインを試しに変えてみることができます。詳しくは Mozilla Hacks の記事 をご覧ください。
  • CSS3 3D トランスフォーム: CSS を使って 2 次元の要素をアニメーションさせ、3 次元に変形することができます。サードパーティ製プラグインは必要ありません。詳しくは Mozilla Hacks の記事 をご覧ください。
  • WebGL のアンチエイリアス: WebGL コンテンツの縁がスムーズになりました。これによって、特にゲームやアニメーションが美しく表示されます。
  • スクラッチパッドの改良: これまで単純なプレーンテキストエディタだったスクラッチパッドに Orion コードエディタを統合しました。Orion は構文の強調表示を含む素晴らしい機能を備えているため、JavaScript の作成がより簡単になります。

ユーザ向けの新機能と改良

  • アドオンの互換性改善: Firefox の更新を、よりスムーズに、そしてより気軽に行えるようになりました。今後は、互換性のないことが確認されたアドオンは自動的に無効化され、その他のアドオンは原則として新バージョンに対応しているものとして扱われます (バイナリコンポーネントを含むアドオンは除きます)。互換性のないアドオンが確実に無効化されるよう、皆さんのテストを求めています。詳しくは Add-ons Blog の記事 をご覧ください。何か問題を見つけた場合は バグを報告 してください。
  • Firefox Sync の改良: セットアップ手順をさらに簡素化し、パソコンの前にいなくても、Android スマートフォンやタブレット、その他 Sync が利用可能な端末を同期できるようにしました。

ベータ版のダウンロードと詳しい情報

既に Firefox のベータ版をインストールされている方には自動更新通知が届きます。新たにベータ版を試用されたい方は プレビューリリース のページからダウンロードできます。フィードバックをお寄せいただき、Firefox のさらなる改良にご協力ください。

バージョン 4 以降高速リリースサイクルへ移行した Firefox は、今後原則として 6 週間ごとのバージョンアップとなります。次期バージョンの正式公開はの予定です。

詳しくは以下のページをご覧ください。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 Firefox Beta with New Developer Tools and Enhanced Sync Is Ready for Testing の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]

一段と高速になった Firefox の最新版を公開 - Android 版はタブレット端末へ最適化

インターネットをより良いものにするため、世界規模で活動している非営利法人の Mozilla は本日、Windows、Mac、Linux、Android 向け Mozilla Firefox ブラウザ の最新版を公開しました。

Windows/Mac/Linux 版: JavaScript エンジンの大幅改良で Firefox が最大 30% 高速に

Windows、Mac、Linux 版 Firefox は、JavaScript エンジンのさらなる改良によって、Web ブラウジングの劇的なパフォーマンス向上を果たしました。特に、写真、動画、ゲーム、3D グラフィックスが多く使われている複雑なサイトや高度な Web アプリケーションで、読み込みや実行が格段に速くなりました。これを可能にしたのが、JavaScript の実行を高速化する「型推論」という技術です。これは JägerMonkey JIT コンパイラと統合された SpiderMonkey JavaScript エンジンの新機能で、スクリプトを解析し、より効率的なネイティブコードを生成するのに役立ちます。型推論を導入した Firefox は、Kraken や V8 などの JavaScript ベンチマークで 30% 高速になったことが確認されています。

Mac OS X Lion では 2 本指スワイプジェスチャーに対応し、簡単にページ遷移できるようにしました。Mac 版 Firefox は、Lion のアイコンやアプリケーションツールバーのスタイルに合わせてユーザインタフェースを改良するとともに、複数モニタ使用時の利便性を改善しています。

Web 開発者は、特に大容量データをダウンロードしたり Ajax を使ったりしたサイトで、読み込みを高速化させることが可能となりました。Firefox が対応した XMLHttpRequest の分割処理を実装すれば、ダウンロードが完了するのを待つことなく、ダウンロードされたデータを順に表示させられます。

この最新版には、前バージョンで見つかったセキュリティ問題の修正も含まれます。
現在 Firefox 4 以降のバージョンをお使いの方には、自動更新機能を通じて近日中に最新版をお届けします。

Android 版: ユーザインタフェースをタブレットに最適化

タブレット端末でブラウジングをより効率的にするため、Android 版 Firefox のユーザインタフェースを完全に設計し直しました。

新しい Android 版 Firefox では、タブレットの大画面を活用し、人気の機能をタブレットに最適化しました。Firefox Sync を統合したスマートスクリーンからは、デスクトップで使っている Firefox のブックマーク、履歴、開いているタブに簡単にアクセスでき、最小限の文字入力で最大限のブラウジングを楽しめます。

タブは左端のパネルにサムネイルとして表示され、右側でフルサイズの Web ページを見ながら、すばやく切り替えることができます。左向きにスワイプすれば、タブを隠して全画面表示へ移行できます。

Firefox は、端末を縦横どちら向きに持った場合でも快適な Web 体験を提供します。画面を縦向きにすると、タブは左上のメニューに収納され、必要ないときは簡単に隠してページ本文に集中できます。

ロケーションバーの横にある新しいアクションバーメニューを使うと、Firefox の設定、アドオン、ダウンロードなどの一覧を開くことができます。アクションバーには、戻る、進む、ブックマークのボタンを配置し、操作性を向上しました。ブックマークボタンをタップすると、気に入ったサイトや Web アプリケーションのアイコンを Android のホーム画面へ追加して、ネイティブアプリケーションと同じように、簡単に Web アプリケーションを使うことができます。

開発者は Firefox に追加された新機能を使って、スマートフォンとタブレットを対象とした、楽しくインタラクティブなモバイル Web 体験を構築できます。今回のバージョンでは、HTML5 の input 要素から Android 端末のカメラにアクセスできるようになりました。この API を Web サイトや Web アプリケーションに実装すると、スマートフォンやタブレットに付属しているカメラを使って写真を撮ったり、バーコードをスキャンしたりといった操作を、ユーザがブラウザ上で直接行えるようになります。カメラに対応した input 要素のデモ を試してみてください。

Android 版 Firefox は HTML5 のフォーム検証 API にも対応しました。開発者は、独自のコードを書いたりサードパーティ製ライブラリを使ったりすることなく、ページ上のフォームに入力された値が、数字、メールアドレス、あるいは URL かどうかを自動的に検証できます。

この最新版には、前バージョンで見つかったセキュリティ問題の修正も含まれます。
現在 Android 版 Firefox をお使いの方には、最新版への更新を促す通知を数日中にお送りします。

ダウンロードと詳しい情報

旧バージョン向けアップデート

Firefox のバージョン 4 以降は 高速リリースサイクルへ移行し、メジャーアップデートとセキュリティアップデートを区別しない最新版を原則 6 週間ごとに提供しています。今後は、緊急性がある場合を除き、セキュリティアップデートのみのバージョン (例えば Firefox 8.0.2) は公開しません。

高速リリースサイクルが適用されない旧バージョン、Firefox 3.6 のサポートについては、最短で に終了予定でしたが、法人ユーザワーキンググループ で法人向けサポートの方針が決まるまでは継続することになりました。(現在、延長サポート版の提供が提案されています) 延長サポート版の提供決定 に伴い、Firefox 3.6 のサポートは を目処に終了させていただきます

今回、Firefox 3.6 向けにもセキュリティアップデートを公開しています。Firefox 3.6 をお使いの方には、いつも通り 48 時間以内に自動更新機能による通知を行います。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 Major JavaScript Enhancements Make Firefox Speedy - up to 30% FasterNew Firefox for Android Experience Optimized for Tablets を合わせた抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]

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