Mozilla Japan ブログ

Mozilla、Firefox、Thunderbird の最新情報をお伝えします

アーカイブ - 2017 年

Mozilla の最新情報は今後 Medium から発信いたします

Mozilla 関連情報や国内イベント情報、インターネットやウェブに関する情報について、これまで Mozilla Japan ブログから発信させていただいておりましたが、このたび、情報発信のプラットフォームを Medium に変更することとなりました。

今後は、日本で活動しているコミュニティメンバーとより連携を深めつつ、多岐にわたる情報を Medium 経由でお伝えしていく予定です。

現在こちらのブログをブックマーク頂いている皆さまや、RSS リーダーなどで購読いただいている皆さまには、大変お手数ではありますが、以下 URL の Medium サイトを今後は、ご購読いただければと思います。

なお、ライブブックマーク (RSS) でご購読いただく場合は、こちらのフィードをご利用ください。

Firefox Focus が日本語を含む 27 カ国語でご利用いただけるようになりました

[ この記事は米国 Mozilla Blog の記事 "Firefox Focus Now Available in 27 Languages" の抄訳です。]

「国際データプライバシーデー」まであと少しとなった本日、Mozilla が提供しているプライバシーに特化したブラウザー「Firefox Focus」が、27 カ国語でご利用いただけるようになりました。これは世界中の Mozilla コミュニティのメンバーが力を合わせ、短いスケジュールの中、急いでローカライズを間に合わせてくれたおかげで可能になったことです。これにより全世界に渡って数十億人が、 Firefox Focus を使って痕跡を残さず、情報の機密性を守りながらブラウズできるようになりました。

本日アップデートが公開される Firefox Focus は、ユーザーのブラウジングの自由を守る Mozilla の継続的な取り組みの一部です。 Firefox Focus の当初のリリース後、閲覧履歴をワンタップで削除できるプライベートブラウジングに、大きな需要があることがわかりました。リリース後、数百万に及ぶ検索が Firefox Focus で実行されましたが、この体験を全ユーザーの母国語でも利用できるようにしたいという想いから今回のアップデートに至りました。

Firefox Focus のホーム画面Firefox Focus のホーム画面

Firefox Focus の設定画面

Firefox Focus の設定画面

ウェブのインクルーシブネスとコミュニティを何よりも大切にしている Mozilla にとって、これは当然の成果だと思っています。ですので、日本語、アラビア語、アゼルバイジャン語、チェコ語、ウェールズ語、ドイツ語、英語(米国)、エスペラント語、スペイン語(地理)、スペイン語(スペイン)、フランス語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、カザフスタン語、オランダ語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、ソンガイ語、スロバキア語、スウェーデン語、トルコ語、ウクライナ語、簡体字中国語、繁体字中国語、その他様々な言語でプライベートブラウジングをしたい場合でも、安心してお使いいただけます。そして、決してこれで終わりではありません。対応言語は今後も追加していく予定です。

Mozilla ではブラウジング体験をカスタマイズ可能にすることに全力を注いでいます。そのため、 今回のアップデートで Firefox Focus のデフォルト検索エンジンを変更するオプションも追加しました。これは iOS 版、 Windows 版、 Mac 版の Firefox でも提供されているカスタマイズ性です。

広範囲に渡るユーザーリサーチの結果や Mozilla コミュニティから寄せられる多くのフィードバックによって、多くのユーザーが、トラッキングや不要な広告の心配をしなくてもよいブラウジング体験を求めていることがわかりました。これは多くのユーザーが Firefox Focus を選ぶ大きな理由でもあり、 Mozilla が Firefox Focus をつくった理由でもあります。そして、「国際データプライバシーデー」に先立ち、この「消去」ボタンを多くの人に届けられることは Mozilla にとっても光栄です。

今度もユーザーの声に耳を傾けながら、プライバシーを強化するためにさらなる機能を追加していく予定です。

Firefox Focus は App Store よりダウンロード可能です。

最新版 Firefox が本日リリース

WebGL2-FF51-visual-1400x770.png

デスクトップ版および Android 版 Firefox の最新版を本日よりご利用いただけます。今回のリリースに含まれる新機能や変更点については、リリースノートページにてご案内しております。

なお、Mozilla や Firefox に関するニュースを近日中 (数週間以内) にご案内できる予定ですので、ぜひ、こちらのブログをチェックいただければと思います。

Firefox の各機能サポート終了予定(2017年)について

本記事では、Firefox が今年中にサポート終了を予定している各種機能についてまとめてお知らせいたします。

NPAPI プラグインのサポート終了

2017 年 3月、通常版 Firefox で Flash 以外の NPAPI プラグインのサポートを終了する予定です。なお、法人向けの延長サポート版(ESR)Firefox では 2018 年中頃までサポートを継続いたします。

これは、ブラウザーのパフォーマンスやセキュリティのためにプラグインの機能をウェブ標準の API に置き換えていく取り組みの一貫です。ビデオ再生、音声再生、クリップボード統合、高速 2D/3D グラフィックス、マイク・カメラの制御など、従来プラグインで実装されていた機能は既にウェブ標準 API でサポートされています。

また、2017年には、Firefox はウェブサイトが Flash プラグインのコンテンツを有効化するにはユーザーによる明示的なクリックを必要とする予定です。

Windows XP および Vista のサポート終了

2017 年 3 月、通常版の Firefox では Windows XP/Vista のサポートを終了する予定です。それ以降は XP/Vista ユーザーは自動的に ESR へと切り替えとなります。

現状 Firefox は、主要なブラウザーのうち Windows XP と Vista をサポートする唯一のブラウザーです。Microsoft 自身は Windows XP のサポートを 2014 年 に終了しており、Windows Vista のサポートも 2017 年 に終了します。サポートされないオペレーティングシステムは、セキュリティの更新を受け取れず、既知の脆弱性があり、使用するには危険な状態です。このようなオペレーティングシステム向けに Firefox を保守することは困難です。

Windows XP および Vista のユーザー向けのセキュリティの更新は 2017 年 9 月まで提供する予定です。しかし、これらのユーザー向けの更新には新機能が含まれません。私たちは、2017 年の中頃に、まだ Windows XP と Vista を使用しているユーザーに対して最後のサポート終了日をお知らせします。

従来型アドオンのサポート終了と WebExtensions への移行

Firefox はアドオンによって様々な機能の拡張が可能になっていますが、従来型 (XUL 形式) のアドオンはブラウザー内部のアーキテクチャと相互に依存しており、バージョンアップ時に互換性が保てないことや、ブラウザーの大幅な実装変更が出来ないといった課題がありました。

Firefox では、昨年には UI の応答性を高めるためコンテンツのプロセス分離を導入し、今年は次世代ブラウザーエンジンとして研究開発を続けてきた Servo の成果を Firefox に統合しパフォーマンスと信頼性を比較的に向上させる Project Quantum で、ブラウザー内部の大幅なアーキテクチャ刷新を続けています。

これらを実現を後押ししつつ、Chrome, Opera, Edge など他のブラウザのアドオンと同一の API をサポートしてブラウザーアドオン開発者のエコシステムを拡大していくため、Firefox では WebExtensions というシステムの導入を進めてきました。

2017 年 4 月の Firefox 53 リリース以降、アドオンサイト (AMO)では従来型のアドオンの受け付けを終了し、2017 年 11 月の Firefox 57 リリース以降、従来型のアドオンのサポートを終了する予定です。

Mozilla から初となる「インターネット・ヘルスレポート」が公開されました

本日 (米国時間 1/19)、米国 Mozilla より、"Internet Health Report" という報告書の最初のバージョン (v_0.1) が世界に向けてリリースされました。

Mozilla は、オープンソースソフトウェアの開発や ウェブリテラシー教育、セキュリティやプライバシーの啓発活動など、さまざまな分野でインターネットが全ての人にオープンで有益なリソースとなるよう日々活動しています。

そして今日、あらゆるデバイスが接続され、私たちの生活になくてはならないインフラとなっているインターネットが「健康な状態」にある事は、非常に重要になります。

本日公開となった Internet Health Report は、インターネットの「健康状態」を、以下の 5 つの視点から分析し、定期的にレポートを刊行するオープンなプロジェクトです。

Open Innovation - How Open is it?

「オープン」とは、誰もが許可なく自由にウェブ上で発信したり、発明したりできることを意味してしています。ウェブを動かすテクノロジーは、透明性が高く、誰もがどういった技術なのか理解できることが重要です。

Digital Inclusion - Who is welcome online?

全ての人がインターネットへのアクセスについて平等な機会を持ち、自身の生活や社会の向上のためにインターネットを使えなければなりません。

Decentralization - Who controls the Internet?

ディセントラリゼーションとは、インターネットが多数によってコントロールされる状態です。つまり多数のデバイスがオープンなネットワークで相互接続されている状態で、誰か一人が中央でその全体を所有したり、コントロールできない状態が健康なインターネットです。

Privacy and Security - Is it safe and secure?

インターネットのセキュリティと安全性は全ての人に影響します。自分のデータがインターネット上でどうなっているかを知り、そのデータの使われ方を自分でコントロールする能力を身に着ける必要があります。

Web literacy - Who can succeed online?

全ての人が、デジタル世界において「読み」、「書き」、「参加」することで、より多くの人々がウェブを使うだけでなく作る側に回り、ウェブを形作り、守っていくことができます。そのために必要なスキルを得ることが重要です。

今回公開されたレポートは、プロトタイプにあたる「バージョン 0.1」です。Mozilla では、このレポートの公開をきっかけに、多くの人が「インターネット・ヘルス」について建設的な議論に参加したり、実際に行動したりすることを目指しており、レポートその物も、今後世界中からフィードバックを集めながらオープンソーススタイルで更新し、11 月には「バージョン 1.0」を公開する予定です。

現時点では、全 40 ページの英語のレポートですが、日本のインターネットユーザーにとっても重要で興味深い内容となっています。今後内容のアップデートだけでなく各国語へのローカライズも予定されていますが、まずはぜひ一度ご覧になって、感想や今後の進め方へのご意見などフィードバックを通して、この新しい試みにご参加下さい。

なお、日本の Mozilla 翻訳コミュニティでも、このレポートの翻訳の協力者を募る予定です。レポートの一部だけでも翻訳に参加してみたいという方は、翻訳コミュニティの Google Groups にぜひご参加ください。

詳細情報

以前の記事