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Firefox の各機能サポート終了予定(2017年)について

本記事では、Firefox が今年中にサポート終了を予定している各種機能についてまとめてお知らせいたします。

NPAPI プラグインのサポート終了

2017 年 3月、通常版 Firefox で Flash 以外の NPAPI プラグインのサポートを終了する予定です。なお、法人向けの延長サポート版(ESR)Firefox では 2018 年中頃までサポートを継続いたします。

これは、ブラウザーのパフォーマンスやセキュリティのためにプラグインの機能をウェブ標準の API に置き換えていく取り組みの一貫です。ビデオ再生、音声再生、クリップボード統合、高速 2D/3D グラフィックス、マイク・カメラの制御など、従来プラグインで実装されていた機能は既にウェブ標準 API でサポートされています。

また、2017年には、Firefox はウェブサイトが Flash プラグインのコンテンツを有効化するにはユーザーによる明示的なクリックを必要とする予定です。

Windows XP および Vista のサポート終了

2017 年 3 月、通常版の Firefox では Windows XP/Vista のサポートを終了する予定です。それ以降は XP/Vista ユーザーは自動的に ESR へと切り替えとなります。

現状 Firefox は、主要なブラウザーのうち Windows XP と Vista をサポートする唯一のブラウザーです。Microsoft 自身は Windows XP のサポートを 2014 年 に終了しており、Windows Vista のサポートも 2017 年 に終了します。サポートされないオペレーティングシステムは、セキュリティの更新を受け取れず、既知の脆弱性があり、使用するには危険な状態です。このようなオペレーティングシステム向けに Firefox を保守することは困難です。

Windows XP および Vista のユーザー向けのセキュリティの更新は 2017 年 9 月まで提供する予定です。しかし、これらのユーザー向けの更新には新機能が含まれません。私たちは、2017 年の中頃に、まだ Windows XP と Vista を使用しているユーザーに対して最後のサポート終了日をお知らせします。

従来型アドオンのサポート終了と WebExtensions への移行

Firefox はアドオンによって様々な機能の拡張が可能になっていますが、従来型 (XUL 形式) のアドオンはブラウザー内部のアーキテクチャと相互に依存しており、バージョンアップ時に互換性が保てないことや、ブラウザーの大幅な実装変更が出来ないといった課題がありました。

Firefox では、昨年には UI の応答性を高めるためコンテンツのプロセス分離を導入し、今年は次世代ブラウザーエンジンとして研究開発を続けてきた Servo の成果を Firefox に統合しパフォーマンスと信頼性を比較的に向上させる Project Quantum で、ブラウザー内部の大幅なアーキテクチャ刷新を続けています。

これらを実現を後押ししつつ、Chrome, Opera, Edge など他のブラウザのアドオンと同一の API をサポートしてブラウザーアドオン開発者のエコシステムを拡大していくため、Firefox では WebExtensions というシステムの導入を進めてきました。

2017 年 4 月の Firefox 53 リリース以降、アドオンサイト (AMO)では従来型のアドオンの受け付けを終了し、2017 年 11 月の Firefox 57 リリース以降、従来型のアドオンのサポートを終了する予定です。

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