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Firefox の安定性が大幅に改善しているという調査結果が発表されました

Mozilla で様々な統計調査を行っている Metrics チームのブログ (英文) によると、過去 5 か月間で Firefox の安定性が 40% 向上したそうです。この数字は、Firefox のアクティブユーザ数に占めるクラッシュ報告数の比率 から割り出されました。毎日のクラッシュ報告数が Firefox のメジャーバージョンごとにどのように推移しているかを調べた結果が下のグラフです。

メジャーバージョンごとの推定クラッシュ率の比較

各バージョンを平均して Firefox 全体で見た場合は、下のようなグラフになります。青い線の傾向を見ると、昨年 11 月上旬以降 40% 減少していることが分かります。これは相当な進歩です。

全バージョンの平均推定クラッシュ率

クラッシュゼロに向けて

Firefox の開発コミュニティでは、2009 年後半の数カ月間、安定性の向上を最重要目標に掲げていました。寄せられたクラッシュレポートに目を通し、データを収集し、原因を特定し、問題を解決し、テストを実施し、実際に製品を送り出すまで、大勢の人が関わっています。Firefox はオープンソースソフトウェアなので、こうした作業を行っているのは Mozilla の従業員だけではありません。世界中から参加されているボランティアの皆さんのおかげで、日々品質が改善しているのです。

ただし、Firefox のクラッシュの多くは Firefox 本体の問題ではなく、拡張機能やプラグインといったアドオンが原因です。その場合は、それぞれの開発元と協力して修正を進めることになります。例えば Flash はクラッシュの最大の原因となっている ことから、現在開発中の Flash Player 10.1 で安定性を向上させる作業が Adobe 社によって進められています。同じく上位に入っている Trend ツールバー (ウイルスバスター) が原因のクラッシュ については、トレンドマイクロ社による調査の結果、修正プログラムが公開されました

また Firefox 側の対策として、プラグインの実行プロセスをブラウザから分離することで、プラグインがクラッシュしてもブラウザが巻き添えにならない仕組みを、近日 Firefox 3.6 に導入する予定です。これによって、Firefox のクラッシュが激減することが期待されています。今日「Lorentz」と呼ばれるベータ版が公開されましたので、テストにご協力いただける方は modest の記事 をご覧ください。

ユーザの皆さんができること

まずは Firefox の最新版 をお使いかどうかご確認ください。上のグラフの通り、Firefox 3.6 はこれまでよりも安定していますので、まだお使いでない方は早期にアップグレードされることをお勧めします。

次に、インストールされているアドオン、特に拡張機能とプラグインが最新かどうか確認しましょう。Mozilla のアドオン紹介サイト や Firefox のアドオン管理画面から直接インストールした拡張機能は、[ツール] メニューから [アドオン] を選択して更新を確認できます。外部のサイトからインストールしたり、セキュリティ対策ソフトによって追加された拡張機能については、配布元で最新版を探してください。プラグインについては、プラグインチェックツール を利用して、古いバージョンがインストールされていないか確認しましょう。Personas (ペルソナ) テーマ は単なる画像なので、クラッシュ原因となることはありません。

それでも Firefox を使用中にクラッシュしてしまったときは、先日このブログで説明したように、表示されたクラッシュレポータからレポートを送信 していただくようお願いします。また 一般的な Firefox のクラッシュに関するトラブルシューティング もご覧ください。

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