Mozilla Japan ブログ

Mozilla、Firefox、Thunderbird の最新情報をお伝えします

個別記事アーカイブ

Firefox 4 とプラグインの互換性について

Firefox 4 をインストールしたユーザの皆さんから、プラグインの互換性についていくつか報告を受けていますので、ここで紹介します。

Flash コンテンツ上のテキスト欄で日本語を入力できない (Mac)

Adobe Flash Player を使用している一部のサイトでは、Flash コンテンツ上にテキスト入力欄があります。例えば、動画共有サイトの「ニコニコ動画」や「Ustream」は、コメントを書き込める機能を提供しています。Firefox 4 の Mac 版では、そうした入力欄に日本語を入力できません。

この問題については Mozilla で認識しており、Bug 587667 でトラッキングしています。Adobe 社員の方から「Flash Player チームが既にこの問題に取り組んでおり、社内で修正版ができているが、まだ一般には公開されていない」というコメントが当該バグに寄せられていますので、Flash Player の今後のアップデートで解決するものと思います。

更新: この問題は Flash Player 10.3 で修正されました

Adobe Reader で大きな PDF ファイルを表示できない (Windows)

Adobe Reader プラグインをインストールしていると、ブラウザ内で PDF ファイルを表示することができますが、Firefox 4 の Windows 版では、5 MB を超える大きなファイルを開こうとすると「ファイルが壊れています。修復できませんでした」といったエラーメッセージが表示されて開くことができません。

これは Bug 644431 として報告されています。現在 Firefox の開発チームで対応にあたっており、今後のアップデートでの修正を見込んでいます。

当面の回避策としては、Adobe Reader プラグインを無効化し、一度 PDF ファイルをダウンロードしてから Adobe Reader アプリケーションで開いてください。

更新: この問題は Firefox 4.0.1 で修正されました。

plugin-container プロセスが大量にリソースを消費する

Firefox には、プラグインが原因となったクラッシュやフリーズの影響を防ぐ機能が搭載されています。Windows 版と Linux 版では、Firefox 3.6.4 で Adobe Flash Player、Apple QuickTime Player、Microsoft Silverlight への対応を先行実装し、Firefox 4 で他のプラグインにも対応しました。Mac 版では Firefox 4 の新機能になります (Mac OS X v10.6 以上)。

このクラッシュ防止機能では、プラグインを Firefox とは別の「plugin-container」というプロセスで実行します。プラグインを使用しているサイトでは、このプロセスが CPU とメモリを大量に消費する場合があります。プラグインは一般的に多くのリソースを必要としますので、これは自然な動作です。Firefox が何か問題を起こしているわけでもありません。

一部のサイトではこの機能を無効化する方法が紹介されていますが、無効化した場合、プラグインが Firefox のプロセス上で実行され、ブラウザの応答性が低下すると同時に、プラグインがクラッシュした場合 Firefox も巻き込まれてクラッシュすることになりますので、Mozilla ではそうした方法を推奨しません。

前後の記事

前の記事: Firefox のセキュリティアップデート (3.6.16/3.5.18) を公開しました
次の記事: Android 版 Firefox 4、ついに公開 - Firefox のパフォーマンスと拡張性をスマートフォンにも #fx4 #fxmobile